鉋(かんな)のチビ太

スマホとそんなに変わらない大きさ

小さな鉋(かんな)だ

俺でも使えるかもと

錯覚してしまう

さてこの鉋(かんな)

すっかり主のお気に入りとなって

主が座る位置から

一番近くのポジションを取っている

これは凄いことだぜ

一番近くって

カッターとか鉛筆とか手帳とか

あとエアコンのリモコンとかね

そこに並んで鉋のチビ太がいるからね

最初はいなかったんだ

何か削らないといけない時は

主のじっさま(祖父)の使っていた

大きな鉋を

いちいち道具箱から出して

使っていたのだ

ある日物置の片隅に

チビ太を見つけた

「・・・・」

当初はおもちゃにしか

思えなかったらしい

どうせ使えないだろう

と思いつつも

木工の先生の所へ持っていき

綺麗に手直しされて

見事復活したらしい

抜群の切れ味となった

しかも何かと関節の弱い主

重い道具が手首に堪えるようになり

今では手放せなくなったと

チビ太と呼んで可愛がり

チビ太のポジションが

不動のものとなる

小さいことは良いことだ!

もちろんじっさまの鉋も

まだまだ現役で活躍中なのだ

(両手で使ってるぞ)