終の棲家(長崎路地裏編)

長崎市館内界隈にある路地裏

中華街と湊公園の間を走る福健通り

その福健通りを

山手に向かって進んでいくと

立派な鳥居のようなでっかい門が現われる

”唐人屋敷跡”

と書いた中華風のその門は

屋根瓦も立派で堂々とそびえたつ

昔はなかったもの

観光客に向けて

物々しく整備されていっている

そこをくぐって

歩いてぼちぼち進んでいくと

緩やかな傾斜が始まり

坂の街 長崎らしさが全開だ

昔からこの界隈を時々歩き

市場の中を抜けたり

狭い階段を上がっていったり

先行き読めない行路を

何度か楽しませて頂いた

何度来ても面白い

和風と洋風と中華風が混在している

小さな路地裏の角を曲がると

木造二階建ての家があり

「売家」と書いた看板が

貼られていた

周りにもびっしりと隙間なく

建物が並んでいて

迷路のような

魅力的な路地裏の中

ここに住みたいと思った

当然駐車場はないだろう

だけどお店はすぐ近く

中華街もすぐ近く

歩いてすべて事足りる

年をとっても住めるじゃないか

しかも憧れの路地裏の

迷宮の中に住めるのだ

最高の隠れ家だよ!?

住んでいるだけで

私にとっては幸せな場所のひとつ

候補に挙げておくことにする♬