終の棲家(壱岐島編①)

終の棲家を探す旅

壱岐島編①

こちら九州では

テレビの天気予報なんかで

「壱岐対馬地方の天気は・・」

と一緒くたに呼ばれることの多い離島

長崎県壱岐市であります

なんと福岡からの方が近くて

博多港から船が出とる

高速船なら1時間ほど

もちろん長崎からも

船が出ているようだけど

福岡県民の私は

博多港又は唐津港から

壱岐島を目指す

「ゆうちゃん

古民家があるんだけど・・・」

事の発端は

大好きな彼女からの話で

早速一緒に

海を渡ることになった

最小限の情報は・・と

うにが美味しい

壱岐牛が有名

あと釣り人が多い

島に着くと

予約していたレンタカーにすぐ乗り込む

知らないところで

運転するのは本当に快感

車も少なく走りやすい

「2、3時間もいれば

だいたい把握できると思うよ」

空港もあるし

立派な博物館もある

海の美しさは南国に負けてないぞ

何より驚いたのは

神社の数で

登録してある神社だけでも150

祠(ほこら)や

小さな社(やしろ)を含めると

1000にもなるとか

彼女と一緒に壱岐島を巡りながら

例の古民家へと近づいていくが

この頃にはもう壱岐島の雰囲気が

大好きになっていた

どこが?と聞かれると

困るけど・・・

海手なら「浦(うら)」

山手なら「触(ふれ)」

と地名にも記されている

なるほどなるほど・・

緩やかな坂道をぐんぐん登っていき

標高7、80メートルくらい?に位置する

○○触にやってきた

(地名はふせておきます)

山の上の方といっても

島だけにすぐに海が見える

ここ○○触も

道路から入り江の美しい海が

見下ろせる

家の数はかなりまばらだが

バス停があり

バスも巡回している

島の道路も

とても綺麗に整備されていて

どこまでも走りやすい道が続いている

数件の集落の中に

その例の古民家は建っていた

残念なことに

老朽化がかなり進んでいる



屋根の瓦は波打ったように

直線を維持できなくなって

ところどころ土が見えている

外壁全体の木の色も色あせて

乾燥しまくっているのがわかる

これは確かに大変だろうな

住まないのに屋根をふき替えたり

塗装をし直すことは

現実的にできないだろう・・

とはいえ私はとても気に入り

おどろおどろした感も漂っていて

そういうとこに

強烈に惹きつけられていった

数十メートル離れた隣と裏にも

その古民家よりも全然新しい

立派な家がそれぞれ建っていた

どちらももう空き家らしいが

親族がまだマメに来ているようで

風を入れたり掃除をしたり

今のところ手は行き届いているが

地方の空き家問題

どこも深刻だなだと思う

この日は日帰りだったので

早速古民家の中を見せてもらう

玄関の横に車を停めて降りてみる

母屋の正面には

広々とした空き地が拡がり

その向こうに道路があって

道路まで歩いていくと

その向こうは下りの傾斜となり

海が見えてくる

ちょっと行くと

もう海が見えてくるところなんか

島らしい

母屋から直接海は見えないが

解放感は抜群で

南側に広がる空き地の気持ちよいこと

建物の配置は

母屋があって

母屋の東側に離れのトイレ

トイレのまた東側に

納屋が建っているという

横並びに並んでいる感じ

母屋の玄関は

引き違い戸の2枚戸で

もちろん木でできて

パリパリガラスが間に入っている

大好きなパリパリガラス

こんなガラスは

もう作られていないだろうから

割れたら次はアクリルだろうな

引き戸の木そのものが古くなっているが

塗り直したらまだまだ立派だろうな

と思いながら引き戸を開けてみる

ザザザザザ~ッ

まっくろくろすけ

いると思う・・・(汗)

高さも幅もある敷居をまたいで

いよいよ中に入ってみる