凹んだ夜に

こちら たぎゃ~市

薄暮から夜にかけてが

最高のこの場所は

セメント会社の大きなプラント

幾重にも折り重なるように

魅惑の階段が無数にあり

魅力的な扉もあちこちにある

ひとりでよく来る

隠れ家的なこの場所で

じっくりとプラントを眺めているが

産業スパイと思われないか

少しドキドキする

夜になっても構内は

時折大きなトラックの出入りもあり

ゴオ~っと機械音を響かせて

ガタゴトバタンギーッ

色んな音が聞こえてくる

夜になると

ところどころに電気もついて

パイロットランプもとても綺麗

とはいえ

あちこち錆を含んだ大きなプラントの

夜の姿は不気味さもかなり増す

そしてそこがまた

たまらなくいいのだ

怪しい光をおびながら

この大きな鉄の塊の息吹を

熱く感じることができるのだ

さて・・

いくらひとりが好きと言っても

そりゃいつもハッピーなんて

あり得ないですよね

これはひとりで暮らしていても

家族がいても関係ないのですが

理由もなくどよ~んと

凹むこともあります

そんな時はここへ来て

この素晴らしい大きな鉄のオブジェを

しばらく眺める

このプラントの前には鉄道があり

小さな駅もある

これがまた魅力的で

電車の中から扉が開いた瞬間に

プラントの景色が飛び込んでくるから

それを投稿している人もいた

面白くて良い写真だった

そしてこの

鉄道の線路をはさんだ反対側には

鉱山の山の裾野が拡がっているのだが

ふと見ると

線路のすぐ近くの空き地に

こげ茶色の猪1匹と

うりぼう達(子ども)が

3~4匹ほど集まってる

何だろう・・

一生懸命地面を掘ってるけど

何か食べているのだろうか

そうこうしていると

山の方から大きな黒い猪が現われ

うりぼう達と合流し

地面に鼻を突き付けて

また一生懸命

みんなで何かを食べている

ともあれ子連れは危険!

100m以上離れているし

間にフェンスや線路もあるので

襲われることはまずないだろうけど

猪の親子たちは

こちらには全く興味がないのか

一心不乱に

掘り掘り食べ食べしてる

このプラントと鉱山一帯と

共生しているのだな

すぐ近くまで平気で来てるもん

電車にも乗れたりして・・

今回は薄暮の時間に訪れたけど

とっぷりと日も暮れた

真っ暗になったところで

さあ帰るとしよう