ひとり飯(愛しの担々麺②)

いつものように担々麺を注文し

しばらく待つ

大事な時間はスマホは不要

のんびりと店内の漫画や

メニューを眺める

そういえば他のメニューは

頼んだことがないな

レバニラ炒め大好物だし

ユーリンチもあのギラギラが

食慾をそそる

他のメニューも

美味しいんだろうな

しかしお店に入った瞬間

「担々麺」のことしか

頭にないのだ

さて

いつものように

私のリズムで食べ終えて

あああ~ううう~

至福の余韻を漫喫しながら

お会計へ

「ごちそうさまでした」

そして帰り際に

カウンターの向こうにいる御主人へ

ハロウィンのお菓子の詰め合わせを

そそくさと渡す

お昼の閉店間際で客はいない

「これ、ちょこっとですけど・・

いつも美味しい担々麺を

ありがとうございます」

案の定

ご主人はとても驚いていた

表情は少なめだが

恥ずかしいのもあるだろう

その間(ま)が

私も持たなくて恥ずかしくなり

奥さまに会釈をして

急ぎ外へ出る

うあー

めちゃくちゃ恥ずかしいけど

担々麺のお礼を伝えることができた

やほ~い

それからしばらくして

お店に行くと

シャッターが閉まってあり

「しばらくお休みします」

と書かれた紙が貼っていた

体調でも悪いのかな

気になりつつも

しばらくお店から足が遠のいた

それから他の市へ転職し

お店に行くことはなくなった