ひとり飯(愛しの担々麺①)

もう5年経つのか

担々麺にどはまりして

職場近くの中華料理のお店に

足繫く通っていた

1人でしか行ったことがないが

3日に一回

連日行くときもあって

Facebookにも投稿した

そこの担々麺の味が

私にドンピシャリだった

他の店ではもう食べれない

辛い物が苦手だったけど

これを機に

辛い物が食べれるようになった

家族でやっている小さなお店で

すっかり常連なんだけど

常連客のようにはふるまえない

「こんにちは

担々麺ください」

「ご馳走様でした」

といつもこれだけ

ひとりが好きな私は

馴染みの店でも

上手く慣れあえない

それは別にいいのだ

店主はとても寡黙で

オーダーを取りに来る奥さまも

決してプライバシーに

介入してこないところも

私にはかえって有難かった

私はいつもドキドキしながら

(担々麺と会えるのを)

注文して

いざ担々麺が

目の前に姿を現わすと

思わず姿勢を正す

そして

食べることに集中する

あ~いつもの味だわ

めちゃくちゃ美味いわ

何か嫌なことがあっても

ここの担々麺を食べていると

本当に忘れてしまう

飽きもせず

それこそ一年近く

頻繁に通ったのだ

ある日

ハロウィンか何かだったか

通りがかりのお菓子屋さんの店頭に

ちょっとしたお菓子の詰め合わせが

並んでいるのが目に留まり

そうだ

美味しい担々麺のお礼に・・・

ご主人への手土産を持って

担々麺を食べに行くことにした