路地裏☆照会
-アレキサンダーの工房-
はちわれ店長
アレキサンダー
店番はじめ何かとアレキサンダーに任せております。どうぞ宜しくお願いいたします。 店主 村上侑布
2×××年×月×日 (侑布の日記)
数日前からこちらの様子を見ていたはちわれ猫が、或る日話しかけてきた。
「店番してやるよ」
近所の縄張り争いではだれにも負けないと言う。
顔も広く接客は得意だと言う。
う~ん、確かに私よりよっぽど役に立ちそうだ。
というわけで雑用から始めたはちわれ猫のアレキサンダー。
実際そんなに強くないし、接客もごくごく普通・・いや、なかなかの上から目線だし・・(汗)
それでもあっという間に店長にまで上り詰めた。
なんだか事情もありそうだけど、そこはもうそっとしておこう。
今日も元気に店を切り盛りしてくれている彼の姿に癒されている。
welcome
アレキサンダーの工房へようこそ
ここは、俺、はちわれ猫のアレキサンダーが店長を勤める工房だ。
店主に代わって特別にご案内する。ゆっくりしていってくれ。
ここ、アレキサンダーの工房で
一日のほとんどを過ごしている。
ね、寝てはいないが、返事のない時は
声をかけてくれると嬉しい・・(汗)
店主が新作を発表すると、店長の俺も何かと忙しくなるのだ。
店のレイアウトから広報の仕事まで・・問い合わせにも真摯に対応するぞ!
はっきり言って、俺の方が忙しいぞ!

~アレキサンダーの工房~ ミニチュアなのだ

「路地裏☆照会のこだわりぬいた和紙」
和紙の原料を育てる

紙の原料として有名な楮(こうぞ)という名の木だ。
昔から和紙を作るのに欠かせない木なのだ。
他にも三俣・雁皮などの木の種類もあるが、うちで取り扱っているのは楮(こうぞ)の木という可愛いやつだ。
苗から育てて.大きくなったら木の皮をはいで加工し、立派な和紙へと生まれ変わっていくのだ。
面白い形の枝があれば、貴重な天然素材として新しい命が吹き込まれるぞ。
これは楮(こうぞ)の木の皮の繊維。
柔らかくなった木の皮をゆっくりと優しく少しずつ指先で裂いていくのだ。この荒い目が素材として面白く、和紙にはせずに照明用の和紙の代わりの新素材として活躍したりする。
この隙間から漏れる灯りがまたたまらない味わいを見せてくれるのだ。
他、いろいろな装飾として一役買っているが
一枚仕上がるのにとても時間を要す根気のいる作業だ。



和紙になる手前の作業。木の皮をむいたら大鍋でぐつぐつぐつぐつ・・
柔らか~くしているところなのだ


和紙を漉く


手すき和紙の紙を漉(す)く時の漉き舟
柔らかく細かくした木の繊維と水とノリが絶妙の塩梅で混ざっている
ここまで準備ができてから
ようやく紙が漉けるのだ
これは薄いピンク色の和紙に


これは白い和紙に
作品制作

営業時間:不定期で営業しております
(詳細はメールにてお問い合わせください)
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